otakunonikkiya

あいどるおたくの日記です

「私はブスだけど」って推しメンに歌わせないでくれ

 

おはようこんにちはこんばんは、本日はLovelys 1stシングル「戦う大人/一発逆転/ロンリネスロード」の発売日ですね。そりゃあもう念願も念願のCD発売なので昨日はフラゲしたCD舐めるように眺めて眠りについたよ。舐めようかと思った。やめた。

 

 

私の愛してやまないかわいいかわいいLovelysちゃんって、正反対のビジュアルはキャッチーだし口は立つし企画力もあってイベントの創作性はズバ抜けてるし個性がピカピカに光る部分は数多くあれど、あえてアイドルのジャンルとしてひとことで表現するならまあ「王道」だと思うんですよ。正統派、王道、その道から逸れるようなエグい個性は無いし、なんというか真っ直ぐ、私は元来そういう真ん中が好きなのでLovelysのそういうところがめちゃくちゃ好きなのね。

 

そんな愛してやまないLovelysちゃんの、最新曲、もちろんニューシングルに収録されてる「一発逆転」に関して、私はめちゃくちゃに話がしたい。

 

 

 

そもそも披露される前からその曲が「なんらかの飛び道具感」がプンプンに臭っていたこの一発逆転。さっき王道だと表現したはいいものの、このシングル端的に言うと「阪急沿線の歌(長い)」「社畜の歌」がすでに発表されていて、その時点でもう飛び道具は足りてるはずなんですよ。王道とは。そこにやってきた最新曲一発逆転。なかなかの緊張感の中初めて聴いた時の感情、恐らくこれから先忘れることは無いね。

 

 

 

「私はブスだけど、旦那はイケメン〜♪」

 

 

 

え、

 

 

ええ〜〜〜〜〜〜〜〜〜〜………!?

 

 

いやいや、一発逆転ってタイトルあまりに間違えてない?まあかいつまむと確かに一発逆転はしているので意味合いは間違えちゃないんだが、そういうことではなく、こんなパンチのある歌詞をよくもまあ漢字四文字シンプルに一発逆転言いましたね。騙しにかかってるよね。聴いてください。「私はブスだけど、旦那はイケメン」って曲フリされる方がしっくりくるレベル。歌い出しが強すぎてタイトルが殺されてる確実に。ていうかていうか!!!!推しメンたち!!!!ブスじゃないんですけど!!!!

 

 

 

って思ってたら終わった。

これが初視聴時の感想です。

 

 

そこからラジオの宇宙発OAがあり、CD発売があり今にいたるわけだが。もうすでにそこそこ聴いている。なんならかなり重点的に聴いてしまうくらいである。そこで初めてこのバチクセのある「一発逆転」にやられてしまっている事に気付いてしまい、認めたくなさすぎてブログを書いている次第なのだ。

 

 

大体。

この歌詞には計10回「私はブス」というワードが出てくる。(そんなにブスブス言わないで…)それだけ言ってるので、よほどブスなのか?となる。なっていた。………が、実はそんなにブスではないのでは?となっているのが今である。かわいいかわいいLovelysちゃんが歌っているのである程度のフィルター、ある程度どころか愛情でベタベタのフィルターを介しているのでそりゃあそうなるだろうって感じも否定はできないけれど。

この歌詞にはいくつか、この子のルール、みたいなものが挙げられている。「1.メイクやファッションは、誰よりもバッチリに」「1.ネイルやスキンケアは、誰よりも手を抜かないこと」などである。あーもうこの時点でかわいくあろう、かわいくなろうという意識がきちんとしておりそのために行動できている女なことがわかる。その原動力が「私はブス」であろうが、もうなんていうか、その姿勢が美しいよ………の段階には辿り着いてることがわかる。もっと読んでたら積極的に・意欲的に行動しているし、これはぜひともCDを購入して歌詞を読み込んで欲しいけれどブスはブスでも旦那がイケメンのラッキーブスというわけではなく「出来うる限りのあらゆる努力をしており、自分はそうやって得てきた武器を持って戦い抜いていく覚悟まである。しかもイケメンの旦那つき」のブスなのである。というかここまでのポテンシャルが述べられているのに一言ですべてのイメージを持っていく「ブス」ってワードの強さに驚きませんか。この時点で何回ブスって言ってるんだろこのブログ。みんなタイトル覚えてる?一発逆転だよ?私は忘れてました。

 

 

ここで、あれ、実はそんなブスじゃないじゃん、みたいな感情になって、ようやくバチンと耳に届いたフレーズがある。

 

「自分の価値観で決めつけはダメ」

である。

 

いやもう完全に「私はブスだけど、旦那はイケメン」っていう一言だけで自分の価値観総動員させてこの人のイメージを構成してしまっていたことに気付くわけだわ。別にこの人はブスだからってすべてを諦めて自信も無いけど旦那がイケメンだから自己肯定感のすべてをイケメンに委ねてる、などというわけではないんだよ。あ、これはあくまで私の価値観総動員の結果なので、人によってここはまったく違うだろうけど。

もしかしたら元々は私はブスだっていう認識のせいで諦めていたり育たなかった自信や自尊心や自己肯定感があったり、認識するきっかけには人からの心無い言葉があってたくさん傷ついてきたかもしれない。しかし決して彼女はそのままでいたわけでなく、負けじとメイクやファッションを磨き、自ら動き、リサーチや投資を忘れずに、ここまできたのかもしれない。それはもう、人からとやかく言わせないレベルの努力かもしれない。それを続けてきた彼女は全然「ブス」なんて負のイメージを纏った言葉は似合わないんですよ。もうそれは美しいんですよ。

 

でも「私はブス」って何ッ回も言う!もう無理、抱きしめてあげたい。私が抱きしめなくてもイケメンの旦那がいるけど。そう、イケメンの旦那。

どれだけ努力をあげつらっても、世知辛い世の中、顔が良い人はそれだけでパワーがある。これだけの力を備えても圧倒的な顔面力には太刀打ちできないこと、残念ながら腐る程あるだろうよと思う。きっとそれはこの子が一番わかってる。価値観で決めつけはダメと言いながらも、おそらくは何度もブスと口にしてしまうこの子自身が自分の価値観で自分を決めつけてしまっていて、それを完全には消しきれないのではないか。美人には絶対に勝てない、そんな絶望もこの子は経験してきたのではないか…………。

 

 

しかし、彼女にはイケメンの旦那がいる。

 

 

まあね、ほんとのこと言うとこれを書くとこれに対して肯定的な考えを持っているのかと思われそうでめちゃくちゃ嫌なくらいにはあまり好きではない考え方なんだけども、それでもひとつの仮説としてこれを挙げたい。

 

 

結局1番の武器はイケメンの旦那。

 

 

交際相手をステータスにしてしまうのマジで嫌いな考え方なんですよ〜〜〜〜〜〜なんですけどこれは壮絶な女の戦いの歌だと思うので〜〜〜〜〜〜〜〜私は壮絶な女の戦いとは無縁の人生を送ってきたので知らんけど、まあその、あるじゃんそういうの!(価値観の決めつけ)だってこの子「報われる恋は一度きり」とか言ってんもんイケメンの旦那手に入れちゃってバリバリ強気になっちゃったよ、いやもう自己努力でだいぶ強気だったところにとどめ刺したみたいな感じよ。報われる恋、一度きりなん!?って思うだろいやもうこれこそ価値観の壮絶な戦いになっちゃうけど!え、全然無縁じゃないじゃん今じゃん〜〜〜〜〜。これだけ努力を重ねても美人に勝てるのがもう、「イケメンの旦那」っていうステータスしかない、って思ってるんなら、それはそれで切なさがあるんだけど、まあでも、それほど誇らしい旦那は、きちんとこの子の、ブスだけではないたくさんの要素、それも素晴らしいところに気づいたからこそ、だからこそのゴールインだろうし、あらゆる誰かが認めてくれなくても、誰もが美人を選んでも、この子がイケメンの旦那を選んで、イケメンの旦那がこの子を選んだなら、それはもう十分すぎるくらい彼女を強い女に、より魅力的な女にするんだろうな。

 

それは本人の思うところでは「彼の世界では」だけれど、案外そうなってしまえば、外の世界でも美しく映ってるんじゃないかな、と、思います。

 

はい!というわけで私がこの「一発逆転」という歌に関して、言いたかったことは、

 

 

 

「私はブスだけど」って推しメンに歌わせないでくれ

 

 

です!以上!!

みんな!Lovelys1stシングル「戦う大人/一発逆転/ロンリネスロード」11月20日本日!発売です!よろしくお願いします!!!